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震災から3年 [東日本大震災]

 

もう3年になるんですね。早いものです。

自分は幸いにも津波の直接的被害者ではないし、停電や物流の問題で大変だったものの、比較的早く通常の生活に戻れたので"傷"は深くありません。しかし…大きくて長く続いた揺れや、当時の混乱を思い出すと…。それに、以前ここで書いた岩手県野田村の惨状は、未だ鮮明に記憶してます。国道45号線を車で走行してると、まずは右手に巨大な瓦礫の山。道の駅を過ぎると、一面「土色」の更地が広がる異様な光景。極端な事を言えば、道路以外は何もありません。地震の時よりも、自然の脅威に恐怖を覚えた瞬間でした。

さて、この3年で感じた復興の進捗状況ですが…正直「分かりません」というのが答えです。
報道や独自ルートで入ってくる情報では、被災地の復興はあまり進んでないとか。まぁ、3年程度で立ち直るレベルの災害では無いのは分かりますから、仕方無いと言えばそれまでですけど。ただ、遅れてる理由は「住民の意見の相違」や「案件が多すぎて、多様な動きが取れない地方自治体」など、複数の問題が絡み合って硬直してるのではないかと。あくまでも個人的な感想ですが。それに、被災地の復興度合いを直接見てる訳ではないため、他地域の方から「現地はどうなの?」と聞かれても返事に困るんですよ。なので「分からない」としか言いようがない訳です。

個人的な所では…インテリアの仕事は内装関連が忙しいために、なかなか職人の確保が出来ない状態が続いています。自分が勤めてる会社も、現在"激混み"。職人さんは外注のため、電話掛けまくり&頭下げまくりで何とか現場を回しています。「仕事があるんだから業績は良いんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、残念ながら自分の会社はここ3年で微小の下降。元々、内装工事は安く叩かれる事がほとんどで、職人が生活を成り立たせるにはなかなか大変な職種なんです。

ちなみに、大手企業でも職人を正社員なりパートなりで抱える事は無い(少ない)ようです。「○○日から△△日までの現場があります。職人集合!」みたいな感じですね(笑)

職人不足も深刻なんですが、大工さんを始めとした「建物そのものを作る」人達が更に不足してると聞きました。追い打ちを掛けるように消費税増税前の駆け込みで現場が増加。監督さん達は、工程表眺めながら頭を抱える日々を過ごしている事でしょう。

震災から年月が経っても…当時の、そして現在進行中の辛さは(人によって受けた被害が違うため、度合いも違うでしょうが)忘れられないと思います。終わりの見えない「復興マラソン」は、まだまだ続きます。ゴール、あるんでしょうかね……。 


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